■ 朋栄 ■ SDIとIPの双方に対応した制作環境構築する製品開発

 

IP対応マルチビューワーMV-1640IP

 朋栄は、SDI信号とIP信号を相互に変換できるSDI/IPゲートウェイ USD-10IPSDI6/12-FSを開発するなど、ベースバンドとIPの双方に対応したワークフローを構築できるように製品開発に取り組んできた。

 新製品のIP対応マルチビューワー「MV-1640IP」は25GbEに対応しており、SMPTE ST 2110-10/20/30/40のHD映像を最大16素材入力することができる。4K非圧縮映像の場合は最大4素材を取り扱うことが可能だ。

 ベースバンド機器からの出力素材も組み合わせて素材表示することを考慮し、SDIオプションも開発。IP素材とは別にSDIでHD最大16素材を入力でき、IP素材と混在させて表示することが可能だ。

 全入力を12G-SDI入出力に対応させた4Kビデオスイッチャー「HVS-6000/6000M」は、HD運用と同一の入力数、M/E数、キーヤー数で4K運用を可能にすることで、HDとワークフローを変更することなく4K制作に移行できる。

 このビデオスイッチャーには、25GbEを使用して4K非圧縮入出力も可能なIP入出力オプション「HVS-6000IP-8IO」を設定。1枚のカードで8系統の4K非圧縮入出力をサポート。IPで最大80入力を実現する。このオプションを追加することによりSDIとIPの混在利用もでき、ビデオスイッチャーにおいてもベースバンド/IPを区別することなく利用することを可能にしている。

関連サイト:www.for-a.co.jp/products/mv1640ip/?es